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Apple iPhone 7 の実機レビュー

更新日:2016年9月21日

防塵耐水性能を備えたiPhone

Apple iPhone 7はiPhoneシリーズとして初めて防塵耐水性能を備え、Felica (NFC-F)対応でSuicaも使える4.7インチサイズのiPhoneです。

CPUには最新のA10 Fusionを搭載し、バッテリー容量やディスプレイの色再現性も向上しています。またカメラには動画対応の光学式手振れ補正機能を搭載。フロントカメラの解像度は700万画素に上がり、自撮りの画質もアップしています。

本体のカラーバリエーションは従来の4色にジェットブラックが追加され、全5色になっています。


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

主な仕様

Apple iPhone 7の主な仕様を前モデルiPhone 6sと比較しました。

ぱっと見た感じではデザインに大きな変化はありませんが、防塵・耐水仕様になり、ヘッドフォンジャックが廃止されるなど、地味に大きな変更点があります。フロントカメラの画素数も500万画素から700万画素にスペックアップしています。

どちらもジャイロセンサーを内蔵しているので、ポケモンGOのAR機能にも対応しています。

iPhone 7のカラーバリエーションには、ブラック、ジェットブラックのカラーが新たに追加され、全5色になっています。

iPhone 7とiPhone 6sの主な仕様を比較
  iPhone 7 iPhone 6s
OS iOS 10 iOS 9.0 ※1
液晶 4.7インチ (1334×750) 4.7インチ (1334×750)
プロセッサー Apple A10 Fusion (4コア) Apple A9(2コア)
メモリ 2GB 2GB
内部ストレージ 32 / 128 / 256GB 16 / 32 / 64 / 128GB
連続待ち受け時間 LTE:約10日 LTE:約10日
連続通話時間 3G:14時間 3G:14時間
バッテリー 1,960mAh 1,715mAh
カメラ 1200万画素 (背面)
700万画素 (前面)
1200万画素 (背面)
500万画素 (前面)
主なスロット Lightningコネクタ
nanoSIMスロット
Lightningコネクタ
nanoSIMスロット
ヘッドフォンミニジャック
対応通信バンド※2 FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/
B12/B13/B17/B18/B19/B20/B21/
B25/B26/B27/B28/B29/B30 ※2
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM : 850/900/1800/1900 MHz
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/
B12/B13/B17/B18/B19/B20/
B25/B26/B27/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM : 850/900/1800/1900 MHz
その他 耐水・防塵 (IP67等級)
NFC (NFC-F/Felica対応)
Touch ID
光学式手振れ補正
NFC
Touch ID
重量 約138g 約143g
カラー ローズゴールド、ゴールド、シルバー、
ブラックジェットブラック
ローズゴールド、ゴールド、シルバー、
スぺ―スグレイ
※1 iOS10にアップデート可能
※2 B11(Band11):auで使用、またソフトバンクが3GからLTEに切り換えて使用、B21(band21):ドコモが地方部で使用。

特徴1 - IP67等級の防塵耐水仕様

iPhone 7はiPhoneシリーズではじめての防塵・耐水モデルです。耐水になっても端子キャップがついたり、見た目がゴツくなるといった変化はなく、iPhoneならではのデザインを損なうことなく、防塵・耐水になっています。

メーカー公式サイトの記載をみると、”IEC規格60529に基づくIP67等級に適合した、防沫性能・耐水性能・防塵性能を備えている”と記載があります。防塵性能に関しては、6段階の等級で最も高い、「粉塵が内部に侵入しない」レベルです。前モデルまでのiPhoneにありがちだった、カメラレンズ部分に埃が入ってしまうことがまずなくなったと言えます。

耐水性能は7段階中6段階目で「一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない」レベルです。最上級の防水等級ではないからか、メーカー公式サイトでは”防水”ではなく”耐水”と表記していますが、ボディ全体が水に浸かっても、常温の真水で、水深が浅ければ問題がないレベルのようです。


防塵・耐水になっても外観から違いは分からない

 

実際に、洗面所で水道水をかけてみたり、溜めた水の中にiPhone 7を水没させてみました。液晶画面に水滴がついたり、表面を水が流れたりすると、タッチパネルが反応して誤作動することはありますが、動作しなくなるなどの不具合はなく、ディスプレイ表示にも異常はみられませんでした。

液晶ディスプレイ表面は撥水加工がしてあるようで、水滴は画面上に残りにくくなっています。ただし、裏面は比較的水分が残りやすいです。また、Lightning端子部分は凹んでいるので、場合によっては水滴が残る恐れもあります。水分が残ったまま充電したりしないよう注意が必要です。


ディスプレイ表面は撥水加工されている

裏面は水分が残りやすい

 

耐水性能に関して、Appleの公式サイトには具体的な基準の表記はありませんが、一般的には常温(5〜35℃)の水以外の液体は性能想定外なので、海水や入浴剤の入ったお湯、熱湯などは故障の原因になりえます。またサウナや長時間の入浴などで湿度の高い場所に長時間放置するのもリスクが高いです。

積極的に水中撮影をしたり、お風呂場で毎日のように使うのではなく、あくまで生活防水が向上したくらいの機能だと思っておいた方がよさそうです。


浅い真水の中なら水没しても大丈夫

 

特徴2 - Felica(NFC-F)に対応したApple Pay

iPhoneシリーズにはこれまでもNFCは搭載されていましたが、iPhone 7ではSuicaなどの電子マネーが使えるFelica(NFC-F)に対応。店頭でもiPhone 7を読み取り端末にかざすだけで、各種クレジットカードやプリペイドカードによる支払いが可能です。これらのサービスは「Apple Pay」という名称で、日本では10月以降のサービス開始予定となっています。

iPhoneでSuicaの支払いができるようになれば都市部での通勤通学時の電車やバスの支払いはもちろん、コンビニやカフェなどでの支払いも、iPhone 7だけでできるようになり、Suicaを別に持ち運ぶ必要がなくなります。これまでちょっとした支払いや改札口での支払いをSuicaでまとめていた方なら、SuicaがそのままiPhoneに内蔵されて使えるイメージです。


iPhone 7はSuicaの代わりにもなる

 

iPhone 7でSuicaを使えるようにするためには、実際のSuicaのカードをiPhone 7で読み取るだけで、iPhone 7のApple PayにSuicaが登録されます。そのため無記名のSuicaやオートチャージ機能がないSuicaでも利用できるようです。またApple PayのiDやQUICPayに対応するクレジットカードやプリペイドカードを登録しておけば、iPhone 7内のSuicaにチャージすることも可能です。

9月19日時点で公式サイトに公開されている対応クレジットカードやサービスの一例は以下の通りです。なぜかVISAカードがないのが少し気がかりです。ただ現時点ではまだiPhone 7の設定メニューやアプリにもApple Payに該当する機能が見当たらないような状態なので、順次対応サービスや機能は広がっていくと思います。


Apple Payに対応するクレジットカード(2016/9/19時点)

Apple Payに対応するお店やサービスの一覧(2016/9/19時点)

特徴3 - 強化されたオーディオ性能

iPhone 7ではイヤホンジャックが廃止され、本体のどこを探しても従来のイヤホン端子を挿すところはありません。その代わり、本体付属のイヤホンが、Lightning端子に接続するタイプのものに代わり、従来のイヤホン端子をLightning端子に変換するアダプターも付属しています。

お気に入りのイヤホンがすでにある場合も、特に追加でアダプターなどを購入しなくてもiPhone 7で使うことは可能です。


iPhone 7付属のイヤホンと変換アダプター

 

従来のイヤホンジャックを廃止したことにともない、Apple純正のワイヤレスイヤホン「Airpods」も発表されています。こちらは専用のイヤホンケースがイヤホンの充電器も兼ねていて、ケースから取り出すと自動的にiPhone 7と接続。さらに耳に装着すると自動的に音楽などを再生してくれるようです。

またイヤホン本体にAppleのW1チップが内蔵されていて、耳に装着した状態でAirpods本体をタップするとSiriを起動でき、本体無しで音量調整をしたり、電話をかけたりすることもできます。Appleストアで10月下旬から発売される予定です。


Apple純正のワイヤレスイヤホンAirPods

 

iPhone 7本体のスピーカも新たにステレオスピーカーになっています。本体下側スピーカー部分と本体上部のスピーカーが内蔵ステレオスピーカーになっていて、本体を横位置(画面を横長にした状態)で持った時でも、左右から音が聞こえてきます。

音楽を再生した限りでは、"そう言われると音質がよくなったかな?"という程度の印象です。ただし、再生できる音量は全体的に大きくなったようで、通知音などははっきりと聞こえます。また、実用上のメリットはありませんが、カメラのシャッター音が大きくなっています。筆者が初めてiPhone 7でカメラを使ったときはシャッター音の大きさにビックリしました。


本体の内蔵スピーカーはステレオスピーカーになった

特徴4 - 指紋認証センサー(Touch ID)

iPhone 7のホームボタンには指紋認証センサー(Touch ID)機能がついています。このTouch ID機能自体はiPhone5sからすでに搭載されていますが、iPhone 7ではこのホームボタンが、物理ボタンではなくなっています。つまり見た目にはホーム”ボタン”ですが、実際にボタンが動くのではなく、ボタンを押した感触だけが指先に伝わります。


物理ボタンでなくなった「ホームボタン」

 

ホームボタン部分は少し凹んでいます。ボタンを押し込めないので、使い始めは違和感があります。電源を入れると、ホームボタンを押す動作をする度に、”コリッ”という感触が指に伝わり、実際にボタンを押しているような操作感が生じます。筆者は”カチッ”や”ポチっ”ではなく、”コリッ”と感じました。人によって多少違うかもしれませんが、いずれにせよかなりリアルなクリック感です。

このクリック感は3段階で調整できるようになっています。設定によって指先に伝わるクリック感だけでなく、どれくらい押し込んだ(動作)かによって、反応する度合いも変わるようです。筆者は2段階目がこれまでの物理ボタンの感触に近いと感じました。


「ホームボタン」の感触は3段階で調整可能

 

Touch IDの指紋認証機能自体はiPhone 6sなどと、基本的には変わりません。応答速度や認証精度も高く、いちいち「認証する」ことを意識しないうちに認証してくれます。スマホの中ではダントツの反応性です。指紋認証に使う指先の登録は、後からでも可能です。ちなみに筆者はiPhoneをホールドする左手の親指と人差し指、右手の人差し指の3本を登録しています。


Touch IDの登録画面

特徴5 - 4K動画&光学式手振れ補正対応カメラ

iPhone 7は4K動画に対応した1200万画素のリアカメラを搭載しています。画素数はiPhone 6sと変わりませんが、新たに光学式の手振れ補正機能がつき、レンズのf値は2.2からより明るい1.8になっています。光学式手振れ補正機能は動画撮影にも対応しているので、手持ちで4K動画を撮影したときでも手軽に滑らかな映像を撮影できます。

購入時の動画撮影設定はフルHDになっているので、4K動画を撮影する場合は「設定」>「写真とカメラ」>「ビデオ」から動画サイズを変更します。ただし4K動画の場合、1分間の撮影で約350MBのファイルサイズになります。もし動画撮影の頻度が高いようであれば、256GBのストレージ容量を選んだ方がいいと思います。


4K動画撮影にも対応するリアカメラ

動画サイズは設定メニューから変更可能

 

実際に4K動画を手持ち撮影してみました。傘を持って歩きながら撮影しましたが、スマホで撮影した動画にありがちな細かな手ぶれは補正されます。歩調に合わせて緩やかに上下し、不意な動きはそのまま残ってしまいますが、専用の動画カメラに匹敵する補正機能です。


手持ちで歩きながら撮影した4K動画

 

手持ちで動かずに撮影する分にはほとんど手ブレらしいブレがありません。


手持ちで動かずに撮影した4K動画

 

静止画・動画ともに自動的に手振れ補正機能は適用されるため、手振れ補正機能をON・OFFするメニューはなく、わざわざ設定する必要はありません。

このほかにもフロントカメラの画素数が700万画素に向上するなど、静止画撮影機能も地味にスペックアップしています。本レビューの後半で「カメラのチェック」をしていますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

特徴6 - 手に持っただけで自動スリープ解除

iPhone 7に搭載されたiOSの新たな機能の一つが、「手前に傾けてスリープ解除」する機能です。例えば机に置いていたiPhone 7を持ち上げると、自動的にスリープ状態が解除されます。そのままホールドした手でホームボタンを押すと、Touch IDでロック画面が解除され、すぐにホーム画面から操作できるようになります。

実際に試してみると、iPhone 7を手にして使い始めるまでのアクションをほとんど意識することなく使い始めることができます。ちょっとした改良点ですが、日々頻繁に行う動作なので、使い心地という意味ではあなどれません。

これまでは「スリープ解除」>「ロック画面を解除」という二つのアクションが必要だったので、毎回スリープからロック解除するのが面倒なので、画面のロック設定をしていなかった人もいると思います。そういった方に是非試してほしい機能です。


Lightning端子側を浮かせると、自動的にスリープ解除

 

ちなみに「手前に傾けてスリープ解除」機能はiOS10の新機能なので、OSをアップデートすれば、iPhone 6sやiPhone6s Plusでも利用できるようになります。設定画面から機能をON・OFFすることは可能ですが、従来の「スライドしてロックを解除」機能はなくなっています。


「手前に傾けてスリープ解除」のON・OFFを設定

液晶ディスプレイのチェック

iPhone 7の液晶ディスプレイをチェックしました。

液晶サイズは4.7インチのHD(1334×750)、約326ppi、アスペクト比は16:9で、コントラスト比(標準)が1,400:1のRetinaディスプレイです。ベゼル幅は縦位置での左右の横幅が約3mm、上下部分の幅が約15mmとなっています。


ディスプレイの全体像

左右のベゼル幅は狭い

 

各アングルから見たときの見やすさをチェックしました。視野角の広いIPS液晶ディスプレイです。iPhone 7では新たに広色域ディスプレイを採用し、iPhone 6sよりも色再現性が向上しています。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素の拡大図です。細かい画素が高密度に並んでいます。画面のギラつきは特にありません。


画面表面の拡大図

通信速度のチェック

実際にSIMカードを挿して、iPhone 7のLTE通信速度をチェックしました。SIMカードのサイズはnanoSIMです。

本サイトでは、SIMカードのレビューで時間帯別の通信速度を計測しましたが、その結果12時頃に極端な速度低下があり13時判頃から16時頃は比較的通信速度が安定していたため、今回はこの12時半頃と14時半頃2つの時間帯で計測しました。

→時間帯別通信速度のテストの記事はこちら

詳細な測定環境は次のようにして計測しました。

■測定環境■
測定場所:東京都江東区内・集合住宅室内
測定に使用したSIM:DMM mobile 通話SIMプラン(nanoSIM)
測定アプリ:OOKLA SPEEDTEST
計測日時:2016/9/20(火)12:30頃、14:30頃(各時間帯で3回以上計測)

 

通信速度テストの結果は以下の通りでした。各時間帯での計測で得られた代表的な結果を掲載します。通信速度が空いている時間としては平均的な通信速度です。なおiPhone 7はスペック上、最大450Mbpsの高速通信に対応しており、iPhone 6s(最大300Mbps)の1.5倍の最大速度となっています。


平日12時半頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)

平日14時半頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)

 

iPhone 7はauが提供する全てのLTE通信バンドに対応しています。実際にmineoのauプランのデータ専用SIMカードを挿し、上記のDMM mobileと同様の測定環境で通信速度を測定したところ、ダウンロード速度がやや遅くなったものの、Docomo系のSIMカードとそれほど変わらない速度が出ました。またAndroid端末ではau系MVNOのアップロード速度は遅いことが多いですが、iPhone 7ではアップロード速度も比較的速い結果でした。


平日12時半頃の通信速度測定結果 (mineo auプラン)

平日14時半頃の通信速度測定結果 (mineo auプラン)

 

Apple iPhone 7で利用できる格安SIMカードについては、下のバナーをご覧ください。SIMカードも一緒にお探しの方は参考にしてみてください。

SIMカード比較

パフォーマンスのチェック

Apple iPhone 7のCPU、メモリ、GPUのベンチマーク結果を以下に掲載します。いずれもスマホとしては高いスコアです。なお下記ベンチマークのほかにAntutuベンチマークと3Dmark Slingshotも試しましたが、いずれもアプリが起動前にシャットダウンしてしまい、ベンチマーク計測できませんでした。

3Dmark

PassMark PerformanceTest Mobile

Geekbench 4

通話機能のチェック

iPhone 7の通話機能をチェックしました。

電話アプリを開いたメイン画面にはキーパット、履歴または連絡先などのうち、前回開いていた画面が表示されます。画面下のアイコンからはこのほかに留守番電話やよく使う項目が選択できます。操作パネルの構成や表示は従来と変更ありません。

通話中画面では、Facetimeや消音、スピーカーなどのタッチボタンが表示されます。こちらも従来と変わりません。ただ実際に通話してみたところ、ダイヤル操作から実際に発信してつながるまでのスピードが少し速く感じました。相手側の通信状況や使用するSIMカードなどの影響もあると思いますが、例えば時報ダイヤルの”117”にかけたところ、番号をタッチしてダイヤルボタンを押してから、ほとんどタイムラグなくつながりました。

iPhone 7では日本国内専用の通信バンド、band21(ドコモ)とband11(auとsoftbank)を新たにサポートしているため、高速通信や音声通話の品質も向上しているのかもしれません。通話自体は特に途切れたりすることもなく、通話音質も問題ありませんでした。


電話アプリのメイン画面(左)と通話中画面(右)

バッテリー駆動時間のチェック

Apple iPhone 7のバッテリ―駆動時間をアプリ「Battery+」でチェックしました。100%充電した状態でのバッテリー駆動時間の目安は次の通りでした。いずれも比較的長い駆動時間です。


バッテリー駆動時間の目安

カメラのチェック

iPhone 7はリアカメラとフロントカメラを搭載しています。各カメラのスペックは次の通りです。

iPhone 7搭載カメラのスペック
スペック* フロントカメラ リアカメラ
ファイル形式 jpeg jpeg
最大画像サイズ 3088×2320px 4032×3024px
画素数 700万画素 1200万画素
最小絞り f2.2 f1.8
焦点距離** 32mm 28mm
内蔵フラッシュ あり(RetinaFlash) あり
動画サイズ 1920×1080 3840×2160(4K)
その他撮影機能 HDR
タイムラプス
Live Photosなど
HDR
タイムラプス
Live Photosなど
※撮影したjpegファイルをmacのプレビューでExif表示したデータに基づく。
※※35mmフルサイズカメラ換算時

 

リアカメラの解像度をチェックしました。リアカメラの画像サイズ設定を最大にし、解像度チャートをアスペクト比に合わせて横位置で画面一杯に撮影しました。カメラ設定は全て購入時のままの設定で撮影しています。撮影画像の縦横比は3:4です。

■撮影環境■
撮影環境:室内、昼白色蛍光灯照明
撮影条件:ISO32, f1.8, 1/33秒, ホワイトバランス自動
使用した解像度チャート:ISO12233記載の解像度チャート(A3サイズ)
撮影方法:端末を固定しながら、画面上のチャート中央部分にタッチ(ピント・露出合わせ)して撮影

得られた画像は次の通りです。

露出は背景の白に引っ張られることもなく、ホワイトバランスも適切で、照明の色かぶりもほとんどありません。コントラストが高く、メリハリのある画作りです。シャープネス処理はやや強い印象ですが、不自然さはありません。


解像度チャートの撮影結果

解像度チャートの黄色枠部分を100%表示

 

カメラ搭載位置は縦位置を基準にフロントカメラが上部中央・スピーカーの左側にあります。リアカメラは裏面上部左側に配置されていて、そばには動画対応のクアッドLED True Toneフラッシュがついています。

リアカメラのレンズ部分は周囲が盛り上がっています。平らな机の上にiPhone 7を置くと、出っ張りの分だけ本体裏面右上が浮くため、指で触るとカタカタと動きます。


フロントカメラ

リアカメラ

 

リアカメラのLEDフラッシュは写真撮影と動画撮影で自動的にフラッシュと定常光が切り替わるため、LEDフラッシュの設定は「オート」「ON」「OFF」の3通りのみです。またフロントカメラに内蔵フラッシュはありませんが、液晶ディスプレイが真っ白な表示になってLEDフラッシュの代わりになる「Retina Flash」機能がついています。

薄暗い場所でそれぞれフラッシュをONまたはOFFにして静止画を撮り比べてみました。リアカメラはフラッシュをONにするとスポットライトが当ったようになりますが、自然な露出です。フロントカメラのRetinaフラッシュは発光量は少なめです。ただし至近距離で使用した場合、どうしてもカメラの下側からライトを当てることになってしまいます。


リアカメラのLEDフラッシュの効果を比較

フロントカメラのRetinaフラッシュの効果を比較

 

標準カメラアプリを横位置で構えたときの撮影画面です。リアカメラ使用時は画面右側にシャッターボタンを挟んで上側にカメラ切り替えボタン、下側にプレビューボタンが配置されています。カメラ機能には「タイムラプス」「スロー」「ビデオ」「写真」「スクエア」「パノラマ」があり、パネルをスライドして切り替えできます。

画面左側にはフラッシュ切り替えボタン、HDR、Live Photos、セルフタイマー、カラーフィルターのメニューボタンが配置されています。これらの機能は全てフロントカメラでも同じように使え、ボタン配置も共通しています。一般的なスマホだとフロントカメラは機能が制限されることがほとんどなので、iPhone 7の高スペックさが表れています。


標準カメラアプリの撮影画面

 

iPhone独自の撮影機能の一つが、Live Photosです。このLive Photos機能をONにしておくと、写真を撮影した前後1.5秒ずつの映像と音声が同時に保存されます。撮影した画像を表示して、画面を長押しすると撮影した写真の前後3秒間の映像と音声が再生されます。Live Photosの機能をONにすると、撮影画面のLive Photosボタンが黄色になり、撮影中は「LIVE」と表示されます。記録された映像から静止画を切り出すことも可能です。


iPhone 7のLive Photos機能

 

標準カメラアプリに搭載されているフィルター機能は全8種類です。フィルターを表示すると、全てのフィルター機能とフィルター無しの状態が9分割でリアルタイム表示されます。一つのフィルターを選べば、そのフィルターがかかった状態の撮影画面になります。特別珍しいフィルター機能があるわけではありませんが、標準カメラアプリのフィルターだけにどれも仕上がりの完成度は高い印象です。


フィルター選択画面を表示

 

iPhone 7のカメラはそもそものスペックが高いので、標準カメラアプリの機能だけでも使いこなせば、かなり遊べて、本格的な撮影にも使えるクオリティです。例えばパノラマ撮影機能では、連写撮影した各画像を合成処理してつなげますが、その処理後がぱっと見では気がつけないほどのクオリティですし、撮影範囲は180°以上の本格的なパノラマになります。

またスローモーション動画撮影機能も720pなら240fpsの超スローモーション撮影が可能ですし、連射してピントが合った一枚を選ぶことができるバースト連写機能やタイムラプス動画撮影機能もあります。

メディア発表ではRAW形式での撮影にも対応しているとのことなので、それに付随する新機能も出てくることが予想されます。標準カメラアプリ以外にも完成度の高いカメラアプリがAppStoreにはたくさん公開されているので、カメラ拡張機能の選択肢も豊富です。


ビルの11階廊下からパノラマ撮影した画像

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし表面温度が高すぎると、スマートフォンを持つ手が熱くなり不快になります。

本体の裏面を計測した結果、動画再生時は裏面全体がやや熱くなりますが、長時間でなければ気になるほどではありませんでした。ただしゲームなどの高い負荷をかけるとこれよりもさらに熱くなります。


外観のチェック

外観です。今回のレビューで使用したのはゴールドです。

表面は白基調にゴールドをあしらったデザインです。左右のベゼル幅は狭めのデザインですが、輪郭部分が丸まっていて正面からでもゴールドの輪郭が見えます。また前面を覆っているガラスパネルは2.5D加工されていて、パネル周辺部分に滑らかな丸みを持たせてあります。


表側の全体像

 

本体表側の下部分中央のホームボタン部分は少しだけ凹んでいて、輪郭はゴールドで縁取られています。ホームボタン周りに隙間や不自然な段差はなく、iPhoneらしい高級感のある仕上がりです。


本体表側の下部分

 

本体上部は受話部分だけがわずかに凹んでいますが、フロントカメラやセンサー部分はガラスパネルに覆われていて、完全にフラットです。


本体表側の上部

 

裏面です。上下端に白い帯状のデザインがあるほかは、つや消しゴールドで統一されています。いつも通りの場所にAppleマークとiPhoneロゴがあります。


iPhone 7の裏面全体

 

iPhoneロゴの下部分に、Webで噂になっている「総務省指定」の表記もあります。日本専用モデルがFelicaに対応するにあたり、このような表記が必要になったそうです。


iPhoneロゴと総務省指定の表記

 

裏面上部左端にリアカメラとLEDフラッシュ、マイクがあります。リアカメラの周囲は出っ張っていて、LEDフラッシュ部分はわずかに凹んでいます。


裏面の上部左端部分

 

側面は4辺全てがデザイン的には統一されていて、上下中央部分に向けて滑らかな丸みがついています。4隅の肩も全て丸いです。本体上部と下部の側面は上下から白い縁取りがメタリックなつや消しゴールドを挟むようなデザインです。イヤホンジャックが廃止になったこともあり、上側面には何もありません。


上側面

 

下側面の中央にはLightning端子があります。


下側面

 

左側面の上端には消音ボタンがあり、その下に音量ボタンがあります。イヤホンジャックを廃止しても消音ボタンは残しているあたりは、さすがiPhoneだなと思います。


本体左側面の上部

 

右側面の上側に電源ボタンがあり、中央付近にnanoSIMカードスロットがあります。


本体右側面

 

nanoSIMカードスロットはSIMスロット用ピンを差し込んで解除します。本体付属のApple純正ピンでなくとも開けることは可能ですが、純正ピンのほうが開けやすいです。

nanoSIMカードのホルダーもゴールドのメタルフレームでできていて、しっかりとした作りです。ホルダーのカバー部分内側には防水のための黒いゴムパッキンのようなものがついています。


iPhone 7のnanoSIMカードスロット

 

各側面の一覧です。


各側面の配置

 

付属品はLightning-USBケーブルとAC電源アダプター、Lightningコネクター対応イヤホン、Lightning-3.5mmイヤホン端子変換アダプターです。簡易的な説明書とAppleロゴシール、SIMスロットピンも付属しています。


付属品一式

まとめ

以上がApple iPhone 7のレビューでした。

iPhoneシリーズで初めて防塵・耐水機能を備え、Suicaも使えるFelica(NFC-F)機能にも新たに対応しました。iPhone 6sでもすでに十分な完成度でしたが、そこからさらに機能を追加し、全体的なスペックアップも果たしています。

特に4K動画撮影でも機能する光学式の手振れ補正はスマホで本格的な動画を撮影したい方にもおススメです。またカメラ機能にこだわる方の場合は、同時発売のiPhone 7 Plusがデュアルレンズを採用し、さらに高スペックになっています。そちらも是非検討してみてください。

型落ちとなったiPhone 6sもまだ現行機種として販売されており、iOS10には対応するので、Suicaや耐水機能は必要ない方には狙い目です。いずれにせよSIMフリースマホとしては価格もスペックもハイエンドです。価格さえ納得できれば、iPhone 7を選んで後悔することはなさそうです。

詳細はこちら
本体のみ購入:アップルストア(iPhone 7)

 

格安SIMカードのプランと料金の比較はこちら

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