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NEC AtermWM3500Rのレビュー

更新日:2010年12月13日
AtermWM3500R

NEC AtermWM3500R

8時間バッテリ駆動!WiMAX用Wi-Fiルーター

今までのモバイルWi-Fiルーターのバッテリ駆動時間は4~5時間程度と短く、外出先でバッテリ切れにビクビクしなければなりませんでした。

今回発売されたNEC AtermWM3500Rは、モバイルWi-Fiルーターの中で最長の8時間もバッテリ駆動することができます。尚、インターネット接続時はWiMAXとなります。

無線LANが切れやすいという口コミもあり、私もトラブルに遭いましたが、解決できたのでその方法も合わせて紹介します。

ここがすごい - 最大8時間のバッテリ駆動

バッテリ駆動時間
実測でも約7時間30分も駆動。

メーカーカタログ値では、バッテリ駆動時間が8時間と、2010年12月13日時点では最長のモバイルWi-Fiルーターです。

まずは、本当にこれほど長く駆動するのかテストしました。

Web閲覧を主に、たまにYouTubeを見たりしたところ、約7時間30分でバッテリが切れました。ほぼメーカーカタログ値通りの駆動時間でした。YouTubeを見なければもっと長く駆動したかもしれません。

他社のモバイルWi-Fiルーターは、4~5時間が一般的なので、非常に長いバッテリ駆動時間です。

ThinkPad x201sのインテル製無線LANだと通信が切れた

X201sでのトラブル
ThinkPad X201sから接続すると、
「インターネットアクセスなし」と表示される。

実は、最初にAterm WM3500Rを使ったときに、無線LANが頻繁に切れる現象が発生しました。

トラブルは、ThinkPad X201sから接続した場合のみ発生し、ThinkPad L512から接続したときは問題ありませんでした。そのためThinkPad X201sの無線アダプタ(子機)に原因があると考え、無線アダプタのドライバアップデートやThinkPad x201sのBIOSやドライバをすべて更新する「System Upadte」を試みましたが、改善しませんでした。

次に、不要なパケットの送信は制限使用と、NetBIOSやファイルとプリンタ共有などの通信を無効にしました。しかし直りません。

ここで、子機側の設定はあきらめ、親機(AtermWM3500R)の設定を変更することにしました。AtermWM3500Rのファームは最新まで上げていたので、まずは基本のチャンネル設定を変更しました。ThinkPad L512は接続できていたので電波干渉が原因ではないと思いつつもチャンネル変更を試しましたが、はやり改善しません。

解決方法

11nの無効の仕方デバイスマネージャから無線アダプタのプロパティを
開き、802.11nモードを無効にした画面。

AtermWM3500Rは、11nテクノロジーを使った製品であって、正式11n版というわけでありません。そこで11nでの通信が怪しいと思い、無線アダプタ側で「802.11n モード」を無効にしたら、接続できるようになりました(右図)。

右図の画面は、X201sのAdvanced-N 6200 AGNの無線アダプタの設定方法です。これ以外の無線アダプタは設定方法が異なります。それらしい項目を探してください。

ただし、この設定をすると、他の無線LANルーターに接続するときも11nでは接続できなくなるので注意してください。

もし、他の無線LANルーターへも接続する場合は、次の方法が良いです。


無線アダプタ側ではなく、AtermWM3500R側で設定を変更します。無理矢理11nテクノロジーで通信できなくする方法です。AtermWM3500Rの管理画面にログインし、無線有線制御機能(WMMのこと)の「使用する」のチェックをはずす(下図)と、11nテクノロジーでは通信しなくなります。そのかわり、WMMは使用できなくなるのでご注意ください。

無線有線制御機能の無効化
無線有線制御機能を無効にするには、AtermWM3500Rの管理画面(http://web.setup)を開き、
「無線LAN設定」→「高度な設定を表示」をクリックします。ページ下部に拡張設定が表示されるので、
無線有線制御機能の「使用する」のチェックをはずします。

11nじゃなくて、11gの54Mbpsの速度になっても問題ないの?と思うかもしれません。しかし、11gの無線速度(最大54Mbps)でも、WiMAXの速度(40Mbps)より速いので通常は特に問題ないと思います。実行速度で比較しても通常は11gのほうが速いでしょう。

ただAtermWM3500Rを介し、無線デバイス間でファイルのやりとりをするときは11gだと速度的に物足りないかもしれません。

表面温度 - 普通

WM3500Rの表面温度
表面温度の実測は35.4℃でした。

約1時間使用して表面温度を実測したところ、35.4℃でした。

こんなものでしょう。

ポケットに入れておくと低温火傷する可能性があるので止めましょう。

重量 - やや重い

重量
実測の重量は118gでした。

重量は実測で118gでした。

イーモバイルのPocketWiFiの80g、NTTドコモ(バッファロー製)のPortable Wi-Fiの105gと比較するとやや重いです。

それでも数十g程度重いだけなので気になるほどではないです。

また、他のWiMAXのモバイルFi-Wiルータ「egg」や「URoad-7000SS」と比較すると、同等またはそれより軽い重量です。

インターネット接続はWiMAXのみ

クレードルの有線LANポート
クレードルの有線LANからネットへは接続できない。

バッファローのモバイルWi-Fiルーター(Portable Wi-Fi)は、3G回線だけでなく公衆無線LANや有線LANでもインターネットへ接続することができます。しかし、AtermWM3500RはWiMAX回線でしかインターネットへ接続できません。

別売りのクレードルに有線LANポートがありますが、これはLAN側のポートであり、インターネット側のポートにはなりません。光回線からの有線LANケーブルをクレードルに接続することはできません。クレードルの有線LANポートにはパソコンしか接続することができません。

自宅でAterm WM3500Rを介し、光やADSLへ接続しようと思っている人や、AtermWM3500Rを経由して公衆無線LAN(ホットスポット)へ接続しようと思っている人は注意が必要です。

マルチSSIDやSSIDステルスには”今のところ”未対応

AtermWM3500Rは、発売までにファームの開発が間に合わなかったのか、やや中途半端な状態のまま発売されました。マルチSSIDやSSIDステルスにまだ対応していません。また、フル充電しても電池残量が低く表示されたりといった不具合もあります。今後のファームアップで対応するようです。

WiMAXに3,880円のプランが登場

2010年11月から月額3,880円のUQ Flat 年間パスポートというプランが、WiMAXで開始されました(ただし、1年間は解約できないという制限があります)。他社のモバイルデータ通信プランと比較しても非常にお得です。通常他社は2年間解約できない場合が多いので、それとくらべると縛りの期間は短いです。

ただし個人的には、今後どんな製品やサービスに乗り換えたいと思うかわからないので、縛りの期間のないプランに契約しています。

外観

外観です。カラーは、マーズレッド、プラチナブラック、シルキーホワイトから選択できます。本機はプラチナブラックです。

WM3500R外観

側面です。無線設定ボタンは、現在のところNECの「らくらく無線スタート」にしか対応していません。バッファローのAOSSに対応していないのはいいとして、WPSにも対応していません。ただし、WPSは次期ファームで対応するようです。

WM3500R側面

 

 

その他のWiMAX対応モバイルWi-Fiルーター

AtermWM3500R以外のWiMAX対応モバイルWi-Fiルーターをみていきます。スペックだけみると、AtermWM3500Rの性能が最も良いです。

その他WiMAX対応モバイルWi-Fiルーターの比較
メーカー  NEC シンセイコーポレーション  ソフトアンドハード 
製品名 AtermWM3500R URoad-7000SS egg
画像 AtermWM3500Rの画像 URoad-7000SSの画像 eggの画像
重さ 約120g 約117g 約130g
バッテリー駆動時間 約8時間 約3.5時間 約5時間
本体実売価格 約19,000円 18,800円 14,550円
データ通信回線 WiMAX WiMAX WiMAX
最高通信速度(下り) 40Mbps 40Mbps 40Mbps

12月24日にはXiも始まるが・・・

12月24日には、NTTドコモから下り最大37.5Mbpsの「Xi」サービスが開始されます。また、12月3日にイーモバイルから下り最大42Mbpsの「EMOBILE G4」のサービスが開始されています。WiMAXの下りは最大40Mbpsなので、WiMAXの速度の優位性はあまりなくなります。しかも、これらのサービスはエリア外でも従来の3G網を利用できるので、通信可能なエリアはWiMAXよりも広いです(ただし速度は遅くなります)。

ただし、WiMAXは価格が圧倒的に安いです。上で紹介した月額3,880円の「UQ Flat 年間パスポート」というプランは激安です。縛りの期間も1年間と少ないです。縛り期間の無い、月額4,480円の「UQ Flat」や、月額380円~4,980円の「UQ Step」も他社より安いです。また、たまーにしか出張へ行かない人は1日(24時間)どんなに使っても600円の「UQ 1Day」のプランも魅力的であり、このようなプランはWiMAXにしかありません。このように価格の面ではWiMAXが優位です。さらに、2012年には下り最大330Mbpsの「WiMAX 2」も導入予定で、また他社より速度面で優位になる日も近いです。

どの会社が自分に合っているかは時期によって変わりますし、自分のライフスタイルも時期によって変わります。個人的にはあまり縛り期間が長いと他社へ乗り換えづらいので、縛り期間の無い(または短い)WiMAXはおすすめです。ただし通信可能なエリアは狭いので、首都圏や県庁所在地以外にお住みの方や、地方への出張が多い方はWiMAXは適しません。そういった場合は、NTTドコモやイーモバイルのほうが良いでしょう。

まとめ

AtermWM3500Rは、無線LANがやや不安定であった(設定で回避はできた)ことや、ファームがまだ未完成でマルチSSIDやSSIDステルスに対応していこと等やや不満はありますが、バッテリ駆動時間が8時間というのは、他のモバイルWiFiルーターにはない性能なので非常に魅力的です。

個人的には買って良い製品だと思いますが、新しいファームが出てから評判を見て購入するのも良いかと思います。新しいファームが出たら、またこのページで報告したいと思います。


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