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IIJmio meeting7 参加レポート

更新日:2015年5月5日

MVNOとSIMフリー端末の問題点など

2015年4月25日、東京・飯田橋で開催されたIIJmio meeting7に参加してきました。

このミーティングはデータ通信用SIMカードなどを提供するMVNOの老舗IIJ(Internet Initiative Japan)が開催するトークイベントで今回が7回目です。

12時30分の開場から17時30分まで、休憩を交えつつの約5時間。IIJmio初心者向けセッションからディープなMVNO事情まで、IIJスタッフの生の声がぎっしりとつまったホットなイベントでした。

本記事では会場の様子やトーク内容をプログラム順に画像とともにまとめました。

関連記事:IIJmioデータSIMレビュー

IIJmio meetingとは?

IIJmio meetingは、スマートフォン向けSIMカード「みおふぉん」やデータ通信用SIMカードを提供するMVNO事業者IIJmioが主催するトークイベントです。IIJmioの開発・運用・サポートを担当されているIIJmioの”中の人”のプレゼンテーションと参加者との質疑応答・フリートーク、IIJmioのサービスの展示が主な内容でした。

おおむね4半期毎に年4回のペースで開催され、今回が7回目となります。会場は東京会場と大阪会場の2カ所で日時をずらして開催されます。参加費は無料。特に参加資格のようなものはなく、誰でも参加できるオープンなイベントです。

今回のIIJmio meeting7への申し込みは、ATNDのサイトから行いました。筆者は3週間ほど前に登録しましたが、その時点でだいたい100人目くらいでした。キャンセルが60名ほど出たようで、開催当日は定員250名にたいして236名の参加者数となっていました。

本記事では、以下の順番に参加レポートをまとめてあります。

東京会場の雰囲気・スタート前の様子

東京会場の受付から入場まで

IIJmio meeting7の東京会場はIIJ本社です。IIJの本社は、JR飯田橋駅から徒歩5分ほどのところにある飯田橋グラン・ブルームビル内にあります。



IIJ本社のある飯田橋グラン・ブルームビル

 

ビルの2Fに受付があります。


IIJ本社の2F受付

 

会場は13Fです。


3Fから12Fがないエレベーターで会場のある13Fに

 

巨大なIIJmioのSIMカードに迎えられて、会場に入ります。


IIJmioの巨大SIMカード

メイン会場

今回は会場スペースの都合でメイン会場と展示コーナーが別の部屋に分けられていました。前回まで設置されていたお菓子コーナーはなくなり、そのスペースにも椅子が配置されていました。またお菓子がなくなった代わりに専用ペットボトルのお水は無料配布されていました。


開場直後のメイン会場。後方は椅子だけの席

 

開始5分前には座席はほぼ埋まっていました。会場の前面には4つのスクリーンがあり、どの位置からでもスライドがよく見えるようになっています。開始前のスライドでは、会場の各種案内が流れていました。会場はWi-FIやAC電源が使えるほか、基本的には参加者のプライバシーにさえ配慮すれば、写真も自由にOKとのことでした。


開始5分前にはほぼ満席の状態

はじめに

当日はトークショーの様子をネット中継していました。


中継のご案内

展示コーナー

メイン会場と同じフロアの別スペースには展示コーナーが設けてあり、休憩時間や空き時間にスタッフさんに相談をしたり、みおふぉんSIMの貸出しや、IIJmioのSIMを装備した端末の貸出し、3月のコミケで限定販売された痛SIMのパッケージなどが並んでいました。また外国人旅行者向けのSIMも展示されていました。


展示コーナーにも十分なスペース

お試し端末は自由に手に取れる

展示されていた痛SIMパッケージ。現在も秋葉原で入手可能

 

展示コーナーで準備されていたお試し用の端末はiPhone6やASUS ZenFone、LG G2 mini、Google NEXUS7などでした。そのうちNEXUS7に通信速度測定アプリ”OOKLA Speedtest”が入っていましたので、参考値として通信速度を測定してみました。IIJmio本社での通信速度測定結果です。


IIJmio本社での通信速度測定結果

 

今回筆者が初めて見たのが外国人旅行者向けのSIMパッケージでした。3ヶ月の期間限定で2GB使い切り。価格はオープンプライスで実売4,000円くらいとのことでした。一時帰国した海外在住者も利用されるそうで、国際線のある空港などで販売しているそうです。


外国人向けのSIMパッケージ

 

他にもIIJが近年受賞した各種トロフィーや会社案内、製品案内のパンフレットなども展示されていました。


IIJが獲得した様々なトロフィーが並ぶ

当日のプログラム

プログラム

13:30、イベントのスタートです。以下が当日のプログラムです。前半はMVNOを使ったことのない初心者向けの内容で、後半が既存MVNOユーザー向けの内容になっています。

■プログラム■
□はじめに 13:30-13:50
□初心者セッション 13:50-14:40
 ・みおふぉん教室(スマホメールの引っ越し方)
 ・相談会
□トークセッション 14:40-16:05
 ・iPhoneのVoLTEをIIJmioで使ってみる&みおふぉんダイアルの話
 ・MVNOとSIMフリー端末の問題について
□フリートーク 16:20-17:30

会場の各テーブルに配られたプログラム

はじめに - 担当:IIJ堂前氏

イベントの開始にあたり、IIJの堂前氏よりIIJmioのサービス概要の説明や最近の動向についてお話がありました。以下、筆者が気になったポイントを順にご紹介します。

IIJmioの家庭用ブロードバンドサービス「IIJmioひかり」

IIJmioが提供する光回線インターネットサービスが2月よりスタートしています。SIMとセットで申し込むと月額600円割引となります。

現在は販売が好調で、サポートセンターがかなり混雑しているとのこと。そのため匿名で問題のない質問であればtwitterで受付けているそうです。


「IIJmioひかり」

twitter経由での質問も受付

クーポン容量の増量

2015年4月より価格は据え置きで高速通信クーポンが増量されました。2GB、4GB、7GBのプランがそれぞれ3GB、5GB、10GBになっています。ただしそれに伴い、通信速度の低下問題が発生してしまっているとのこと。これまでは昼の1時間程度だけだった混雑時間帯が他の時間帯にも広がっているそうです。そのため設備増強による対策を講じているとの説明でした。


通信速度の低下問題はIIJ側でも認識

ファミリーシェアプランが複数MNPに対応

ファミリーSIMプランで利用できる最大3枚のSIMそれぞれに電話番号の持ち込み(MNP)が可能になりました。家族でそれぞれが使っている携帯番号をそのままにIIJmioのファミリーシェアプランに引っ越せるため、家族同時にSIMフリー化計画を組むことができそうです。さらに同じmioIDで契約した複数のプランを、ファミリープランにまとめるサービスも検討中とのこと。


ファミリーシェアプランへの移行がさらに便利に

IIJmio取扱店増加中

「みおふぉん」当日開通カウンターが全国のビックカメラやコジマで拡大中とのこと。また海外からの一時帰国者や外国人旅行者向けのSIMパッケージ”Japan Travel SIM"の拡充も東京オリンピック開催に向けて鋭意取り組んでいるとのことでした。


IIJmio取扱店

KDDI auのLTE網と接続

法人向け限定のサービスとして、KDDI auのLTE網との接続し、サービスを提供するそうです。IIJでは、実はドコモだけでなくY!mobileの3G網とも接続していて、これで3つの携帯通信網と接続したことになります。これによって万が一どこか一つの通信網がトラブった時にも別回線に切り替えられるようになり、冗長性が高まるとの説明でした。現在のところ、docomo以外の通信網を使った個人向けサービスの提供は未定です。


KDDI au LTE網と接続

IIJの最近の動向まとめ

最後に最近の動向まとめがありました。特に今年に入ってからiOSのアップデートが3回もあり、その対応に追われたとのこと。ちなみにIIJの通信サービスは今年の2月で3周年を迎えたそうです。


最近の出来事まとめ

初心者セッション - 担当:IIJ堂前氏

引き続いてIIJ堂前氏による初心者セッションが行われました。ここでは特にIIJmioの通話SIMサービス「みおふぉん」が弱点だと認識しているサービスのうち、スマホメールの引っ越し方について触れました。


初心者セッションのタイトル

みおふぉん教室

IIJmioの通話SIMサービスを新たに利用する場合、電話番号はMNPによって引っ越すことができますが、ドコモやau、ソフトバンクがそれぞれ提供するキャリアメールは引っ越すことができません。またそもそもIIJmioではキャリアメールサービスがないため、その対応策として、メールアドレスの引っ越し手順が解説されました。


キャリアメール事情

 

結論から言えば「GmailかYahooメールを使いましょう」とのこと。IIJmioも一応は月額500円でIIJセーフティーメールというサービスを提供していますが、パソコン向けのメールサービスなので、あまりおススメできないとの話でした。


IIJmioにもメールサービスはあるが、、、

 

ここからはGmailまたはYahooメールの利用を前提とした手順の解説です。

キモは旧メールが使える間に新しいメールアドレス(GmailまたはYahooメール)をゲットすること。そして旧メールアドレスからアドレス変更の連絡を知人に送り、新しいメールアドレスの受信許可設定をしてもらいます。これで迷惑メールフィルターによって新しいメールアドレスが相手に届かないといったトラブルを回避できます。


メールアドレス変更の手順

友人にお願いすること

 

友人への事前連絡の前にMNPしてしまった場合は、SMSでの連絡がおススメ。SMSは電話番号だけで送れるメールで、1通3-30円の有料ですが、迷惑メールフィルターに引っかかることはないそうです。


SMSは通常迷惑メールフィルターにかからない

 

ここまででみおふぉん教室のパートが終了しました。


まとめ

相談会

みおふぉん教室と相談会の間の休憩時間中には、展示コーナーがある部屋で相談コーナーが設けられました。


IIJmio相談会の案内

展示コーナーも大盛況

トークセッション

相談会の後、14:40からは後半のトークセッションがスタートしました。講師が交代し、だんだんディープな内容になっていきます。

みおふぉんダイアルとiPhoneのVoLTEの話 - IIJ宮本氏


IIJ宮本氏

 

まず、みおふぉんダイアルの解説。みおふぉんダイヤルはIIJmioの音声通話機能付きSIMカード「みおふぉん」で利用できる手続き不要のサービス。相手側の電話番号の前にプレフィックス番号(0037-691)をつけることで、国内通話料が50%OFFになります。フリーダイヤルはナビダイヤルには対応していないので、注意が必要です。


みおふぉんダイヤルの説明

 

プレフィックス番号を便利に使うためのアプリがあり、このアプリを使えば自動的にプレフィックス番号を付与してくれます。


みおふぉんダイヤル専用アプリ

 

みおふぉんダイヤルと通常のダイヤルを比較した動画が紹介されました。検証結果からは接続までの時間は通常のダイヤルとほとんど変わらないとのこと。


発信時間を比較した動画

 

通常通話の場合、NTTドコモの設備(下図の黄色い部分)のみ経由し、VoLTEにも対応しています。しかし、みおふぉんダイヤルを使うとみおふぉんダイヤル用の設備(下図の緑色の部分)を経由するため、VoLTEの高品質通話は利用できません。

また、VoLTE非対応端末ではLTEから3G回線への切り替え処理を経て通話が行われるそうです。


みおふぉんダイヤル通話の解説図

 

次にVoLTEの説明。そもそもVoLTEとは"Voice over LTE"の略で、音声をデータに変換してパケット交換方式によってやり取りします。従来のLTEのように通話開始時にLTEから3Gに切り替わることがないため、通話発着信がスムーズに行われます。


VoLTEの説明1

VoLTEの説明2

 

次に3GとVoLTEの発信時間を比較。VoLTEの方が4秒ほど早く接続されることを動画で紹介。


3GとVoLTEの発信時間を比較

 

高品質通話には発信者と着信者の双方がドコモユーザーでかつVoLTE対応端末であることが必要です。


VoLTEの説明3

 

みおふぉんダイヤルの場合、みおふぉんダイヤル設備を経由する必要があるため、どうしてもドコモの電話網以外の設備を利用することになってしまいます。そのため、みおふぉんダイヤルは現状VoLTEの高品質通話に対応していないそうです。通常の通話やデータ通信などの他のVoLTE機能は利用できます。


みおふぉんダイヤルはVoLTEの高品質通話には非対応

 

iPhoneでの不具合について。発信から接続まで約20秒ほどの遅延がある。発信の途中で3Gに切り替わってしまうことが原因とのこと。通話自体は問題なくできるとのことでした。

この現象はみおふぉんダイヤルに限らず、ドコモの純正SIMでも同じ現象が報告されています。iOSのVoLTEには電話番号の長さに制限があるのではないかと考え、現在対応策を検討中。今の時点で提案している回避策はVoLTEを無効にすることです。


iPhoneのVoLTEで報告されている不具合

 

まとめです。


まとめ

 

プレゼンテーション後の質疑応答では、ドコモがKDDIなどの他社の通信網に対応すれば、みおふぉんも対応するのではないかという意見に対して、その可能性が高いとのことでした。

MVNOとSIMフリー端末の問題について - IIJ大内氏

次にIIJのエンジニア大内氏によるプレゼンテーション。IIJが遭遇した接続問題とその解析結果を共有・報告されました。かなりディープな内容に突っ込んでいくと言う前置きとともにスタートしました。


IIJ大内氏のプレゼンテーション開始

 

まずは技適とMNOの相互接続テスト(IOT)についての解説。

技適には技術基準適合証明制度と技術基準適合認定制度の2種類があって、後者が電話やデータ通信のための制度。技適をとっているSIMフリー端末であればモバイルキャリア(MNO)との接続検査が不要になる。

しかし実際のところ、技適だけでなくMNOとの相互接続テスト(IOT)の実施をNTTドコモは推奨しているそうです。IOTはMNO側の設備と端末の接続の安定性に関わる重要なテストですが、IOTはコストかかるためSIMフリー端末では通常実施されないとの説明でした。


技適とIOTの説明1

技適とIOTの説明2

 

IOTを通していない端末で発生した不具合にはIIJらMVNOが責任を果たさなければならないと考えているとのこと。しかし不具合の検証方法は非常に限られているそうです。


MVNOが果たす責任について

 

ここから内容がどんどんディープになっていき、フォントが小さいことを恐縮しながら、LTE端末の接続シーケンスの解説が進められます。SIMフリー端末とMNO(NTTドコモ)との間で端末やSIMの認証、各種機器情報の取得が暗号化されながら行われます。この一連の信号のやり取りが接続シーケンスです。この接続シーケンスを解析することで不具合の原因を解析できます。


接続シーケンスの説明1

 

さらに接続シーケンスの解説が進みますが、実際のところ端末側の調査をすることは難しく、これらの接続シーケンスのごく一部しかIIJ側では知ることができないそうです。


接続シーケンスの説明2

 

そのためMVNOができることとしては、端末とMNO基地局の無線区間での制御情報を得ること。ここからその制御情報取得方法の解説に進みます。その方法として3つのやり方を検討したそうです。


制御情報を調べるための3つの方法

 

Basebandチップとはデジタル信号と無線信号を相互変換し、モバイルネットワークの接続制御を行っているチップです。チップにもQualcomm製やIntel製などいくつかの種類があるそうですが、唯一Qualcomm製のものだと制御情報が抜けるそうです。それ以上の解説はあまりにマニアック&ドロドロとした事情が絡むので、懇親会で聞いて下さいとのことでした。

スライドでは3つの方法それぞれのメリット・デメリットについて解説。


制御情報の調べ方・その1

制御情報の調べ方・その2

制御情報の調べ方・その3

 

IIJではQualcommのBasebandチップから制御情報を抜く方法を採用し、Meritech社のSigma-ML/LAという装置を使って解析をしているとのこと。


Meritech社のSigma-ML/LA

 

次にMVNOと端末の間で生じた不具合を解析した事例について、紹介がありました。接続シーケンスの図がたくさん出てきましたが、抜粋してまとめます。

事例1では、Lollipop(Android5.0)でAPNサーチを頻繁に繰り返す問題について解説。APNサーチで順番に行われる接続シーケンスの中で、SIMが許可されていないために拒否される現象が確認されているそうです。

解析の結果、何度もシーケンスが繰り返された後に、やっとIIJのAPNに接続要求がされ、接続が完了する。ただし端末からは3G接続だけの能力しかないと通知されてしまうため、LTEに遷移しない。ひとまずの解決策としては、一度機内モードにして再接続するとLTEに接続可能になるそうです。


解析の事例1

事例1の接続シーケンス

 

事例2ではAPNプロトコル:IPv4/IPv6で接続できなくなる問題を紹介。IIJではIPv6を推進しているが、現状では使用をおススメできないとのことです。


解析の事例2

 

さらに容赦なく接続シーケンスやEPC Capability、EUTRAN Capability、NodeB RNC、SGSNといった単語が連発されるディープな解説が続きますが、ここでは割愛。ご興味ある方は、全プレゼン資料がIIJmioのサイトで公開されていますので、そちらをご覧下さい。

現状の結論としては、NEXUS 7、9などではIPv6の使用は控えてほしいとのことでした。

事例3は時間が押したため省略。事例4は事例1に類似した現象だったが、現在は収束しているとのことでした。


解析の事例3

解析の事例4

 

LollipopとIIJmioとの接続不具合の問題に関するユーザー側での対策としては、APN設定は利用するもの以外は全部削除する。APNプロトコールはIPv4の利用を推奨しているとのことです。

現状IIJmio側ではQualcommのBasebandチップを積んだ端末のみ調査可能な状態なので、なかなか対応が取りきれない部分が大きいようです。


まとめ

 

MVNOメーカーであるIIJの立場としては、できることは限られるもののユーザーからすればなぜかつながらないという印象にしかならず、それではSIMフリー端末の普及を阻害してしまう。MVNOと端末メーカーが一緒になって課題に取り組めればいいんじゃないかというお話でした。

最後の質疑応答では、MVNO間での上記のような情報の共有は今のところ行われていないこと。iOSはブラックボックスの度合いが高くて手が出せないことなどが話題になりました。

通信速度の低下についても、IIJmioの問題なのか、それともドコモの基地局の問題なのかという質問が出ました。この質問に対しては、IIJmioに問題がある場合は、局所的な現象ではなく全国一律で速度低下が発生するとの回答でした。

また速度計測結果(上下の通信速度とPING)から速度低下の原因が分からないか、という質問も出ましたが、それだけで原因を特定することは難しいとのことでした。


質疑応答に答えるIIJ大内氏(左)と堂前氏(右)

フリートーク

フリートークでは、事前にtwitterなどに寄せられた質問に対する回答があった後、会場内での質疑応答が行われました。中には聞くのが躊躇われるような鋭い質問・回答やネタ的な内容もやりとりされました。以下に、筆者が抜粋したやりとりをQA形式で箇条書きにまとめましたので、ご参考下さい。


フリートークの様子

twitterの#mioqへの質問にたいする中の人からの回答

Q1. 接続料が下がらなかったせいで設備投資(POI幅)を渋っていないか?

→株価に影響を与えるような内容は答えられないが、毎年度接続料を予測しながら予算設定している。現状の通勤時間帯や夜の速度低下問題は認識しており、鋭意対応中。

 

Q2.訪日外国人向けSIMパッケージ購入時の本人認証はどうしているのか?

→販売店毎で対応が異なるのが現状。明確な基準がない。各事業者間で話し合いを持ち、ガイドライン策定に向けた議論を進めている。

 

Q3. MNPしたときだけ違約金徴収があり、それ以外は違約金無しのSIM(例えばワイヤレスゲート)について、IIJmioでも発売予定はあるか?

→今のところ予定はなし。利用者が手軽にサービス切り替えをできることこそが、本来のMNPの目的だと考えている。

 

Q4. VoLTEに関して、IIJmioから他のMVNOにかけた場合はどうなるか?

→他のMVNOがドコモであれば、どちらもVoLTEに対応しているはず。

 

Q5. ドコモのIOT試験にかかる費用と期間は?

→使用するチップや条件によって異なるため一概には言えない。ざっくりとは数百万?、数週間くらい?

 

Q6. サングラスのおすすめとは?(ネタ)


twitterでRT300回以上

会場からの質問・回答(抜粋)

プログラム上の質問時間は50分ほどありましたが、終始途切れることなく質問が飛び出し、10分ほど時間を延長するほどの盛況ぶりでした。


質疑応答の様子を写すスクリーン

 

Q1.他のMVNOのようにIIJでは宣伝にタレントを使わないのか?

→IIJmioの広告予算は少ないので、当面予定はしていない。

 

Q2. 月額通信容量は徐々に増えているが、その分、速度が低下してきている。IIJのクーポン使用量に応じた通信速度の割り振りサービスなどは検討できないか?

→そもそも速度低下が起こっていること自体が問題。まずは全体的な通信サービスの安定性の向上を図りたい。

 

Q3. Googleのプロジェクト・ファイについてどう考えているか?

googleのプロジェクト・ファイの方向性には興味を持っている。各事業者のサービスエリアがほぼ重なっている日本のマーケットと、エリアの棲み分けがある程度されているアメリカのマーケットとの状況の違いには留意する必要がある。

 

Q4. 他のMVNOでは非正規な端末を取り扱っていると言う話もあるが、IIJで取り扱っている端末はどうか?

→非正規な端末は取り扱っていない。法人向けのみだが、実はApple端末の一次仕入れを取り扱っている。

 

Q5. twitterでの質問・回答が充実していると思うが、これらをアーカイブしているページはあるか?

→公式サイトのよくある質問などにはまとめているが、twitterの内容自体をまとめたサイトはない。

 

Q6. 端末とセットになったIIJmioのSIMはすべて動作確認しているのか?

→基本的な動作確認はしている。ただしOSのアップデートが起こった場合にはなんらかの不具合が生じる可能性は否定できない。

 

Q7. 他のMVNOが提供している高速通信の容量無制限プランについてどう思うか?

→現状の容量無制限プランは、通信回線のコントロールを放棄して、成り行きに任せているだけ。プランの設計はサービスポリシーに繋がる話なので、慎重に考えなければならない。

 

Q8. 大手キャリアからIIJにMNPした後に、MNPの取り消しは可能か?

→予約番号の発行までなら取り消し可能だが、移った後の取り消しは原則としてできない。


IIJのロゴ

まとめ

以上がIIJmio meeting7・東京会場の参加レポートでした。

参加費無料で特に参加資格も必要のないセッションとしては、質・量共にお腹いっぱいの内容でした。またスタッフの方々の対応も事前の準備がしっかりとなされている印象で、とても好印象でした。

プログラム終了後には懇親会も企画されました。今回筆者は参加できませんでしたが、そちらにも多数の参加者が残っていたようでした。

次回は7月の開催予定で、詳細が決まり次第@iijmioでアナウンスされるとのこと。

なお今回のIIJmio meeting7の開催情報や発表資料は全てIIJmio meeting ARCHIVEにて公開されています。合わせてこちらもご活用ください。⇒ IIJmio meeting ARCHIVE

IIJmioのSIMの購入を希望される方や、メーカーの公式サイトを確認したい方は、こちらをご覧下さい。 ⇒ IIJmio直販サイト

IIJmioのSIMの速度計測結果(当サイト調べ)、機能の特徴、契約方法についてレビューした記事についてはこちらをご覧ください。⇒ IIJmioデータSIMレビュー