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THE比較 > NASの比較 > バッファロー LinkStation Cloud Edition CS-Xシリーズ

LinkStation Cloud Edition CS-Xシリーズ(CS-X1.0)のレビュー(2)

更新日:2012年02月16日
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パソコンからのアクセス方法をチェック

パソコンからCS-Xシリーズ(NAS)へアクセスするには、次の4つの方法があります。


パソコンからのアクセス方法

UNCでアクセス・・・
UNCとは、ネットワーク上のサーバーへ「\\サーバー名」という表記でアクセスする方法で、NASへのアクセス時はこの方法を使う場合が多いです。 Windowsのエクスプローラーを使えるので、普段と同じ方法でファイルを扱えます。Polopugアプリのインストールも必要ありません。ただし、この方法では外出先からアクセスすることができません。

Pドライブへのアクセス・・・

Poloplugのアプリをインストールすると、(デフォルト設定の場合)パソコンのPドライブにNASのフォルダがマウントされます。こちらもWindowsのエクスプローラーでアクセスできます。しかも、外出先からアクセスするときも、同一LANにいるときと同じようにPドライブが使えます。ただし、動画を再生する場合、最適化されていない(エンコードされていない)ファイルを再生するので、回線に負荷がかかり、動画のビットレートによっては再生が困難です。
基本的にはこの方法でアクセスし、外出先で動画を再生するときは、次のいずれかの方法でアクセスすると良いと思います。

Poloplugアプリでアクセス・・・
インストールしたPoloplugアプリの専用インターフェースを使ってNASへアクセスします。ファイルをアップロードする際は、画面にドラッグ&ドロップするだけで良いため便利です。動画は、最適化(エンコード)されたものが再生されます。ただし文書ファイルなどアプリ上で閲覧/視聴できないファイルが多いです。ダウンロードすれば閲覧/視聴可能です。

Webブラウザでアクセス・・・

ブラウザから次のURLを表示し、NASへアクセスします。
https://linkstationcloud.pogoplug.com/
PoloplugアプリをインストールしなくてもNASへアクセス可能です。ただし、こちらもWebブラウザ上で閲覧/視聴できないファイルがあります。ダウンロードすれば閲覧/視聴可能です。

同一LANでのアクセス速度

各アクセス方法の転送時間を計測してみます。ここでは、584MBのファイルをCS-Xシリーズへコピーしたときの時間を計測しました。

下記の表は、同一LAN内にパソコンとNASを設置して、ファイルをコピーした場合の結果です。

同一LANにある場合、メーカーのインターネット上のサーバーを経由せずに、LAN経由でファイルをコピーしていました。ただ、Webブラウザを使用してコピーしたときは、他の方法よりもややコピーが遅い結果となりました。

584MBのファイルをコピーしたときの転送時間
同一LAN内にパソコンとNASを設置したとき
UNC Pドライブ Pogoplugアプリ Webブラウザ
約23秒 約22秒 約25秒 約49秒
※LANは1Gbpsの速度が出ます
※ 環境によって転送時間は変わります

 

同一LANからアクセスしたときのCrystalDiskMarkの結果は次のようになりました。速い速度でもないですが、遅くもありません。家庭用のNASとしては十分に使用できると思います。

WiMAX経由でのアクセス速度

下記の表は、外出先において、WiMAX経由でパソコンからNASへアクセスした場合の結果です。

WiMAX経由でコピーしたときは、WiMAXの実行速度とほぼ同等でした。外出先からファイルをコピーする場合、インターネット上のメーカーのサーバーを経由しますが、そのせいで極端に遅くなるようなことはなさそうです。

584MBのファイルをコピーしたときの転送時間
WiMAX経由でパソコンからNASへアクセスしたとき
UNC Pドライブ Pogoplugアプリ Webブラウザ
約29分 約29分 約30分
※WiMAXは約2.5Mbpsの速度が出ました
※ 環境によって転送時間は変わります

NAS内のデータのバックアップ(同期)

CS-Xシリーズは、NAS内のフォルダを、他のLinkStation Cloud機器(Pogoplug対応機器)のフォルダへ同期させることができるようです(ただし、機器を2台持っていないため未検証です)。バックアップ用途として活用できると思います。

静音性のチェック


騒音値

CS-Xシリーズの静音性のチェックです。

動作音を騒音計で計測したところ、42.3dBでした。当環境では部屋を限りなく無音にしても、40.4dBあるため、比較的静かだと思います。ただし、頻繁に「ジー、ゴト」と言ったような音が聞こえてくるので、神経質な人は就寝時などに気になるかも知れません。

※無反響室で測定したわけではないので正確な値ではありません。
※内蔵されるHDDによって、動作音は変わってきます。

 

表面温度のチェック


電源投入後24時間後の表面温度
室内温度:約25℃

CS-Xシリーズの表面温度のチェックです。

赤外線温度計で計測した結果は、右の図のようになりました。

CS-Xシリーズは、冷却ファンが搭載されていません。そのため若干、温度は高めかなと思います。ただし、触って火傷をするような熱さにはなっていません。

 

消費電力のチェック


アイドル時の消費電力

CS-Xシリーズの消費電力のチェックです。

ノートパソコンのアイドル時(ただし液晶は表示させた状態)よりも、2~3Wほど消費電力は低いです。

注意点

ここでは、CS-Xシリーズについて、気づいた注意点を記載します。

外出先から本製品へアクセスする場合、メーカーのサーバーを経由します。そのため、メーカーのサーバーがダウンした場合、外出先からアクセスできなくなります。要は障害が発生する可能性のあるポイントが増えるということになります。

バッファローまたはpogoplugを提供しているメーカーが、本サービスの提供を止めた場合、外出先からアクセスできなくなります。ただし、万が一そうなっても、データは手元にあるため、他の製品やオンラインストレージサービスへ乗り換えるのは簡単です。

DTCP-IPに対応していません。録画した番組を本製品へムーブし、ネットワーク上にある他の機器から再生するといったことができません。

メーカーホームページには、レグザ対応やスカパー対応などといった表記がありません。DLNAには準拠しているため、レグザなどから録画できるとは思いますが、万が一録画できない場合、メーカーのサポートを受けられないかもしれません。

NAS内のデータを、他のNASへ同期するアクティブ・コピーという機能がありますが、LinkStation Cloud Edition間でしか同期できません。他のNASやUSBハードディスクへバックアップ出来る機能もあれば良かったと思います。

まとめ

以上が、バッファローのNAS「CS-Xシリーズ」のレビューでした。

今までハードルの高かった外出先からのアクセス設定が、本製品であれば非常に簡単にできます。製品のパッケージに「60秒の簡単設定」と書かれていますが、本当にその通りだと思います。ネットワークの知識に乏しい方には非常に魅力的な製品だと思います。

外出先からアクセスできるようにする他の方法として、オンラインストレージサービスを利用するという選択肢がありますが、このようなサービスの場合、アップロードにかなりの時間がかかります。1GBのファイルをコピーするのに3時間かかったりします(サービスによります)。その点、本NASであれば、同一LANからアクセスする場合、非常に高速です。1GBのファイルなら数秒でコピーできます(ギガビットLANの場合)。ここがNASを使用する大きなメリットになると思います。ただし、自宅の火事や地震などによる災害対策にはなりません。

なお、外出先からアクセス可能なNASは増えてきているため、パソコンやネットワークの知識をある程度持っている方であれば、他のNASを購入しても良いと思います。ポートフォワードなどのやや面倒な設定が必要ですが、本製品よりも多機能な場合が多いです。他のNASについては、NASの比較(1ドライブ)をご覧ください。

最後に、消えては困るファイルを扱う場合、NAS内のデータは、必ず別の機器・媒体・サービスなどへバックアップするようにしましょう。

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