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the比較 > 液晶ディスプレイの比較 > iiyama ProLite X2382HS(X2382HS-GB1)

iiyama ProLite X2382HS(X2382HS-GB1)の実機レビュー

更新日:2013年10月31日

安価で低消費電力のIPS液晶

iiyama ProLite X2382HSは、非光沢のIPSパネルを採用した安価で消費電力の低い23型のフルHD液晶ディスプレイです。

旧IPSパネルより消費電力を約18.8%もカットした新パネルを採用することにより、消費電力は標準でもわずか26Wを実現。筐体自体も4.0kgと非常に軽量です。

その他、残像を低減する5段階のオーバードライブ機能やコントラスト比を高めるACR機能など、機能も必要十分です。

価格も2万円台と安価で、コストパフォーマンスの高い製品です。

 

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※レビュー機はメーカーからの貸出機です

基本スペックのチェック

基本スペックのチェックです。

スペック的にはIPSパネルを採用したごく一般的なフルHD液晶ディスプレイですが、残像を抑えるオーバードライブ機能やコントラスト比を高めるACR機能、スピーカー内蔵など、十分な機能性を持っています。筐体自体もわずか4.0kgと非常に軽く、また消費電力は標準でもわずか26Wと、とても低い消費電力を実現しています。

基本スペック
製品名 iiyama ProLite X2382HS
サイズ 23型ワイド
解像度 1920×1080
表面処理 非光沢
パネル方式 IPS
バックライト ホワイトLED
応答速度 OD最大時 5ms(GtoG)
コントラスト比 1,000:1(標準)
5,000,000:1(ACR機能時)
入力端子 DVI-D×1
D-sub×1
HDMI×1
スピーカー 2W×2
位置調節 チルト機能(上方向21度、下方向4度)
消費電力 標準 26W(最大 45W)
パワーマネジメントモード時 最大0.5W
輝度 250cd/m2
重量 4.0kg(スピーカー、スタンド含む)
付属ケーブル D-SUBミニ15ピンケーブル(1.8m)
DVI-Dケーブル(1.8m)
HDMIケーブル(1.8m)
オーディオケーブル(1.8m)
電源コード(1.8m)

画質のチェック

ガンマ補正曲線のチェック

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼズレがなく直線的です。色の再現性は良いと思います。


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域のチェック

色域の広さは標準的です。


ガモット図(a*b*平面)
左図はsRGBとの比較で、右図はadobe RGBとの比較
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、ICCViewでグラフを作成

画素のチェック

画面をマイクロスコープで拡大した図です。ノングレア面はやや凹凸がありますが、ギラツキはそれほど感じません。


画素の拡大図 ※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

視野角のチェック

本機はIPSパネルを採用しているので、視野角は非常に良いです。


正面から見た場合

上下から見た場合

横から見た場合

残像感、動画のチェック

残像感のチェック


応答速度はおよそ5ms

残像感のチェックでは「液晶応答速度&低解像度チェック」というソフトを使って計測しました。本機には応答速度を改善する5段階のオーバードライブ機能が搭載されています。

メーカー発表値ではオーバードライブ機能最大時で5msとあります。実際に私が計測した結果では、オーバードライブ機能オフと最大時では、あまり差は感じられず、どれもおよそ5msでした。細かい差はあると思うのですが、目視ではほとんど差が感じられません。

ですがIPSパネルで応答速度5msは速い方で、動画の視聴やゲームにおいて残像が気になるということはまずないでしょう。

IPSパネルとACR機能で動画も綺麗


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を視聴

本機にはゲームや動画の再生時に「明るい場面」と「暗い場面」に応じて輝度を変え、通常1,000:1のコントラスト比を最大500万:1まで改善させるACR機能が搭載されています。

実際に本機で動画を視聴してみたところ、IPSパネルとコントラスト比を向上させるACR機能により、鮮明で締まった映像表現を楽しむことができます。

またACR機能によるシーンごとの輝度の変化は、注意して見ないと気付かないくらいジワジワと移り変わるので、普段は全く気になりません。またオーバードライブ機能と併用することができるので、残像もほとんど気になりません。

ゲームの快適度をチェック

FPSをプレイ


PC版「バトルフィールド3」をプレイ

実際に本機でPC版の「バトルフィールド3」をプレイしてみました。本機はIPSパネルを採用しているので、本来でも映像は鮮明でとても綺麗です。

FPSゲームにおいても、ACR機能を併用すると、シーンごとに輝度を自動で合わせてくれるので、暗いシーンでも見やすいです。また残像も特に気にならず、素早い照準操作でも尾を引いたりしないので、快適にゲームができます。

格闘ゲームをプレイ


PC版「スーパーストリートファイターIV AE」をプレイ

次に格闘ゲーム「スーパーストリートファイターIV AE」をプレイ。格闘ゲームをプレイする上で、IPSパネルの場合は表示遅延や残像が気になるところですが、PC版をひと通りプレイしてみたところ、特に気になるような遅延はなくとても快適にプレイできました。

目押しによるコンボも難なくできます。また残像もほとんど気にならず、映像表示も鮮明なので、キャラの動きも見やすいです。

ACR機能を併用すると背景によっては逆に見難くなったりするので、あまりオススメはできません。

OSDメニュー及び操作性のチェック


本機のOSD操作

本機のOSDボタンは右の写真の通り、「カチカチ」と言ったプッシュ式のボタンを採用しているので、操作性は良いです。またボタンを押し上げた反動で液晶が揺れたりしないよう、ボタンは中央に配置されていますが、スタンド機構が弱いのか、多少の揺れはあります。

OSDメニューは下記の写真のように小さくて少し見づらいです。このOSDメニューからは、輝度、コントラスト、色温度、RGBの調整や、オーバードライブの切り替え、ACR機能のオン/オフができます。

iiyama製品従来のi-Style Color(プリセットモード)も用意されており、標準→テキスト→インターネット→ゲーム→映画→スポーツと、5種類から表示する映像に応じて、最適なモードを選択することができます。


本機のOSDメニュー


OSDメニュー一覧

消費電力のチェック

消費電力はとても低い


輝度最小時           輝度最大時 

120cd/m2 時

実際にワットチェッカーで輝度ごとに消費電力を計測してみました。本機の輝度は0~100まで一段階ずつ細かな調整が可能です。

測定結果は右の写真の通り、輝度最小時では約14.2W、輝度最大時で約25.0Wと、全体的に消費電力は低くなってます。

また輝度設定では、約40が120cd/m2となっており、この時の消費電力は18.5Wとなってます。

ワンボタンでECOモードの切り替えが可能


3段階のECOモードを搭載

iiyamaの製品には省エネ・節電機能としてワンボタンで切り替えができるECOモードが搭載されています。本機のECOモードは3段階用意されており、それぞれ下記の表のように、通常(おそらく輝度最大時)の消費電力よりも輝度を下げ、最大で約35%削減してくれます。


  消費電力削減率 年間消費電力量 削減率
通常モード 26W 43.1 kWh
Ecoモード 1 通常より約 10%削減 41.6 kWh 3.5%
Ecoモード 2 通常より約 20%削減 40.7 kWh 5.6%
Ecoモード 3 通常より約 35%削減 39.2 kWh 9.0%
※メーカーホームページより抜粋

外観のチェック

外観のチェックです。

本製品の外観はベゼル枠と台座の外側部分は光沢仕様となっており、高級感のあるシンプルでスタイリッシュなデザインです。光沢部分は指紋が付きにくくはなっていますが、ホコリが非常に目立ちやすいのはちょっと難点です。スタンドや台座などは差し込むだけの簡単設計で、重量は4.0kgと非常に軽く扱いやすい製品です。


全体の写真


正面の写真


背面の写真


背面は市松柄のような網目状のデザインで、ディスプレイアーム用のマウントがあります。


背面のロゴ部分とスピーカーの写真


側面の写真
チルト角度は上方向21度、下方向4度


台座の写真
外側は光沢仕様です。


ベゼル枠は光沢仕様です。


液晶下部の写真


入力部分の写真


台座、スタンドネック、ケーブルホルダーの写真です。


同梱されているケーブル類

まとめ

以上がiiyama ProLite X2382HSのレビューです。

本機は、非光沢のIPSパネルを採用したスタンダードな23型フルHD液晶ディスプレイです。

昇降・ピボット可能なスタンドや、超解像技術、120Hz駆動などといった特別な機能は搭載していません。しかし、見やすいIPS液晶を搭載し、低消費電力で、ボディも軽く、シンプルで使いやすい製品です。

価格は安く、コストパフォーマンスが非常に優れている液晶ディスプレイだと思います。 IPS液晶を初めて購入する方にちょうど良い製品だと思います。

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