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the比較 > 液晶ディスプレイの比較 > EIZO FORIS FS2333/FS2333-A

EIZO FORIS FS2333/FS2333-Aの実機レビュー

更新日:2013年10月1日

完成度の高い液晶ディスプレイ

ORIS FS2333は、暗いシーンを見やすく表示する新機能「Smart Insight」を搭載した23型フルHD液晶ディスプレイです。

この機能により、FPSゲームなどで敵の視認性が高まり、ゲームを有利に進めることができます。さらに、3.4msの高速応答速度で残像も少なく、EIZO独自開発の映像プロセッサにより、わずか0.05フレームの表示遅延を実現し、ゲーマーにおすすめの製品です。

ギラつきが少なく、色再現性、色域の広さ、視野角も良いパネルを搭載し目に優しい製品です。また7つのカラーモードが用意されており、コンテンツに合った見やすい画面を表示することが可能です。

昇降(高さ調節)可能なスタンドも搭載し、自分にあった高さに画面を調整することが可能で、それにより肩や首への負担を少なくすることが可能です。

作業用として使用する場合にもおすすめです。

2013年10月1日:価格改訂版のFS2333-Aが発売されました。スペックはFS2333と変わりありません。

メーカー直販店:
EIZO Direct(FORIS FS2333-A) icon

 

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

基本スペックのチェック

基本スペックのチェックです。スペック表から読み取れるFORIS FS2333の主な特徴としては、IPSパネルを採用していながら、内蔵されたオーバードライブ回路により、応答速度が3.4msと速い点です。そのほかチルト機能、スィーベル機能、高さ調節機能を搭載し、リモコンまで付属しています。HDMI入力端子は2ポート搭載し、消費電力も比較的低く、スペックは素晴らしいです。

基本スペック
製品名 EIZO FORIS FS2333
サイズ 23型ワイド
解像度 1920x1080
表面処理 ノングレア
パネル方式 IPS
バックライト LED
応答速度 3.4ms(GtoG)
コントラスト比 標準 1000:1
コントラスト拡張有効時 5000:1
入力端子 HDMI x2
DVI-D x1
ミニD-sub15ピンx1
スピーカー 500mW+500mW
位置調節 チルト機能
スィーベル機能
高さ調節機能
消費電力 標準 22W
最大 42W
輝度 250cd/m2
重量 約5.4 kg
付属品 DVI-D×1(長さ2.0m)
オーディオケーブル×1
2芯アダプタ付電源コード
リモコン、リモコン用電池(CR2025×1)
ユーティリティディスク
ケーブルホルダー
カラーシート
VESAマウント取付用ネジ(M4×12 mm)×4本
保証書付きセットアップガイド

特徴1 - 暗いシーンを見やすく表示する「Smart Insight」新機能!

「Smart Insight」とは、EIZOが独自に開発した暗部視認性向上技術により、暗いシーンでも明るく表示できる機能です。なお、「Smart Insight」機能をオンにした場合、強度を1~5まで設定できます。

この機能は特にFPSゲームに効果があります。FPSゲームでは、意外と暗い場所が多く、使用している液晶ディスプレイによっては、敵を視認しにくいことがあります。ここで、この機能を使えば、敵を発見しやすくゲームを有利に進められます。

下の写真は「バトルフィールド3」の暗いシーンを、「Smart Insight」機能オフのときと、オン(最大の設定5)のときの画像です。暗くて敵の位置が分かりくかったところも、「Smart Insight」機能をオンにすると、くっきり敵が見えます。


ゲーム(バトルフィールド3)

 

自分で撮影した動画や画像にも有効です。自分で動画を撮影した場合、照明が足りずに映像が暗くなってしまうときがあります。そんなときもSmart Insightをオンにすれば、映像を明るくして視聴することができます。わざわざ動画編集をして画面を明るくする必要もありません。


自分で撮影したフルHD動画

 

暗いシーンの多い映画にも有効です。たまに映像が暗すぎて眼の疲れる映画がありますが、そんな映画に使うのも良いでしょう。


DVD映画(ハリーポッターとアズカバンの囚人)

色々なコンテンツを試してみましたが、大抵の暗いシーンは見やすく表示することができました。映画など元々綺麗に撮影されているコンテンツは、Smart Insightはオフのほうが自然に見えますが、上記のような場合は、Smart Insightをオンにすると良いのではないかと思います。

特徴2 - 新・超解像技術「Smart Resolution」

「Smart Resolution」は、EIZO独自の新・超解像技術により、写真や動画、ゲームといったコンテンツを鮮鋭化し、くっきり表示させる機能です。他の超解像技術とは違い、ノイズ部分は強調せず、ぼやけ成分のみを強調することができます。この「Smart Resolution」機能も、強度を1~5まで調整ができます。強度は5だと強すぎるので個人的には1または2で十分だと思います。

また肌部分を補正"しない"「肌補正」、文字を補正"しない"「文字補正」といった機能もあります。肌や文字に超解像を適用すると逆に見えにくくなるため、このような部分は極力補正しないようにする機能です。

「Smart Resolution」機能は、DVDなどの低解像度の動画を視聴するときに特に効果があると思います。低解像度の動画を、高解像度の液晶ディスプレイで視聴すると、画面がぼやけた感じになります。ここでSmart Resolutionを使用すれば、映像を鮮鋭化することが可能で、見やすくなります。

下の図は、DVDの映画を、Smart Resolutionオフのときと、オン(設定2)のときとで比べてみたものです。オンにしたときのほうがクッキリ表示され、見やすくなっています。


DVD映画(ハリーポッターとアズカバンの囚人


DVD映画(天空の城ラピュタ)

 

自分で撮影した動画や画像にも有効だと思います。自分で撮影するとピントが合っていないことがよくありますが、そんなときにSmart Resolutionをオンにすれば、見やすくなるときもあります。画像編集や動画編集をしなくても、失敗コンテンツをある程度綺麗にしてくれます。


自分で撮影した画像

 

ただし、超解像技術は強度を強くしすぎると、逆に汚く見えてしまうため、個人的には設定1~2で十分だと思います。

特徴3 - 動画検出機能「Smart Detection」


動画部分にのみSmart補正をかけることができる

「Smart Detection」とは、上記の「Smart Insight」と「Smart Resolution」の適用範囲を全画面から動画のみに切り替える機能です。

超解像技術などを全画面に適用してしまうと、テキスト文字まで強調され、文字が読みにくくなってしまいます。また、強調したくない画像まで強調されてしまいます。

ここで、「Smart Detection」の適用範囲を全画面から動画のみに切り替えると、画面内の動画を自動で検出し、その部分だけ補正をかけてくれます。テキスト文字や静止画は見やすいままです。

アニメや映画、YouTubeやニコニコ動画など、何か動画を見ながら作業をしたい時に便利です。

特徴4 - Smart機能はリモコンで操作可能


本機に付属されているリモコン

本機にはリモコンが付属しています。このリモコンからは入力の切り替え、輝度調整、音量調整、アスペクト比の切り替えから、OSD操作に至るほぼすべての操作が可能です。

上記で紹介したSmart機能もリモコンのボタンに割り当てられており、わざわざOSDメニューを開かなくても、ここからワンボタンで切り替えが可能です。

触ってみた感想ですが、ボタンの配置が良いのか、操作性も良く、ボタンが小さ過ぎることもないので、押しにくいということもありません。サイズは実測で縦112mm、横43mm、厚さ11mmでした。ちなみに電池はボタン電池で、これも付属されています。




リモコンからはSmart機能の切り替え、カラーモードの切り替えがワンボタンで可能


Smart機能の設定画面

MODEボタンから7つものカラーモードが選択できる

本機には、写真の閲覧やWebデザインに最適なsRGBモード、画面上のテキストなど、紙に近い色を再現して目の疲れを抑えるPaperモード、ゲームをより快適に表示するGameモード、暗いシーンもくっきり見える映画鑑賞に適したCinemaモード、輝度を落として消費電力を抑えるEcoモード、自分好みの輝度やカラー調整、Smart補正を割り当てることができるUserモードと、7つのカラーモードが用意されています。それぞれのモードによって、Smart機能の補正設定も違っており、自分に適した調整も可能です。

この7つのカラーモードは、上記のリモコンの「MODE」ボタンからワンボタンで、シーンに合わせて切り替えることができます。リモコン以外にも、添付されているソフトウェア「ScreenManager Pro for LCD」を使用することによって、アプリケーションごとにカラーモードを割り当てることも出来ます。

ゲームの快適度をチェック

残像が少なく、FPSには最適


PC版「バトルフィールド3」をプレイ

ここでは、実際にFPSゲームであるPC版「バトルフィールド3」をプレイしてみました。まず驚いたことに、IPS液晶なのに残像が全く気になりません。

これはオーバードライブ回路によって残像を低減しているためです。応答速度はメーカーの発表値で3.4msとかなり速い数値です。

またFPSをプレイしていて、表示遅延が非常に少ないと感じました。

さらにはSmart Insight機能の効果により、敵の視認性が良く、とても見やすいです。

FPSをプレイするなら、この液晶ディスプレイは非常におすすめです。



GameモードでのSmart補正

表示遅延がほとんどなく、格闘ゲーマーにもオススメ。


PC版「スーパーストリートファイターIV AE」をプレイ

次に格闘ゲームであるPC版「スーパーストリートファイターIV AE」をプレイ。バトルフィールド3の感想のところでも書きましたが、本機は表示遅延が本当に少ないです。

本機には表示遅延を抑えるEIZO独自開発の、新世代映像プロセッサが搭載されており、わずか0.05フレームの表示遅延を実現しています。これは、液晶ディスプレイで発生する遅延はほぼ無いに等しいです。このような液晶ディスプレイを待ち望んでいた格闘ゲーマーも多いはずです。

実際にプレイしてみても、本当に表示遅延が少ないです。普段の目押しコンボも、より一層決めやすく、まるで自分が上手くなったかの様な錯覚に陥ります。

また残像も少なく、とても見やすいです。格闘ゲーマーにも是非オススメしたい製品です。ちなみにSmart機能をフルに使っても遅延は発生しないそうですが、格闘ゲームにおいてはSmart機能を使うと逆に見にくくなるので、あまりオススメはしません。

動画のチェック

IPSパネルとSmart機能で動画が映える


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 」を再生

動画のチェックでは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 」を再生しました。コントラスト比は通常でも1000:1と低いものの、本機は色域が広いためとても綺麗です。

また7つのカラーモードの中のひとつ「Cinemaモード」は、暗いシーンでも細かな画が見えやすくなり、Smart機能の超解像技術も相まって、よりくっきりとした映像にすることができます。残像に関してはゲームの時と同じく、全く気になりません。



CinemaモードでのSmart補正

画質のチェック

FS2333の画質をチェックします。

ギラつきを感じず、色域も広く、色再現性や視野角も良く、非常に見やすい画面でした。

恐らくですが、ギラツキの無さや、ややハーフグレアっぽい表面処理、ガモット図から、FS2332およびEV2335Wと同じパネルではないかと思います。

以下、詳細を確認していきます。

ガンマ補正曲線のチェック

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、RGBのズレがなく、全ての色が直線的で、ほぼ補正されていません。よって工場出荷状態でも、かなり正確な色再現性であると思います。


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域のチェック

一般向けの液晶ディスプレイの中では、色域は広いほうです。


ガモット図(a*b*平面)
左図はsRGBとの比較で、右図はadobe RGBとの比較
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、ICCViewでグラフを作成

画素のチェック

画面をマイクロスコープで拡大した図です。

ノングレア処理面は凹凸が少なく、非常に滑らかです。実際に画面を確認してもギラつきは感じません。


画素の拡大図 ※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

視野角のチェック

IPS液晶を搭載しているため、視野角は非常に良いです。


正面から見た場合


横から見た場合


下から見た場合

EIZO EasyPIX対応


EIZO EasyPIX

カラーマッチングツールのEIZO EasyPIXにも対応しています。印刷物とモニターの色合わせをしたい方におすすめです。EIZO Directなら、モニターとセットで安く購入することが可能です。

 


 

 

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