ナナオ EIZO FlexScan EV2335Wの実機レビュー

更新日:2011年10月2日
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残像感と動画のチェック

残像感のチェック


応答速度は約6ms

残像感のチェックでは「液晶応答速度&低解像度チェックというソフトを使って計測。結果は仕様上の通り、私の目測でも約6msとなりました。

本機はオーバードライブ回路を搭載しているため、応答速度が遅いIPSパネルでも、6msと比較的早い応答速度を実現しています。

動画のチェック


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 」 を視聴

動画のチェックでは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 」 を視聴しました。これといった気になる残像はなく、またIPSパネルなので色の表現は綺麗です。

前述の通り、本機は動画視聴に重要な中間階調域の応答速度を高速化しているため、IPSパネルでも残像感の少ない映像を楽しむことができます。

ただ黒→白→黒の応答速度が16msとかなり遅いため、そういった色の変化が大きいゲームや映画のワンシーン(特に爆発シーンなど)では若干残像を感じるかもしれません。



ゲームの快適度をチェック

FPSをプレイ


PC版「Battlefield: Bad Company 2」をプレイ

FPSではPC版「Battlefield: Bad Company 2」をプレイしました。普通にプレイした感じでは、応答速度の早いTNパネルと比べても、残像感はほぼ変わりありません。

しかし右の画像の様な白→黒→白の色調変化が大きい雪原では、動く際や、走る際などは残像は気になりませんが、スコープで敵をズームアップした時など、素早く切り替わる映像の場合、少し残像が気になります。

本機はゲーム向きのディスプレイではありませんが、IPSパネルにしてはストレスなく、ゲームを楽しむことができると思います。そのためゲーム機を接続するHDMIポートを搭載していないのが、少し残念に思います。

消費電力のチェック

EV2335Wの消費電力のチェックです。

実際にワットチェッカーで消費電力を計測してみたところ、輝度を最小にした場合で7W、輝度最大にした場合で25Wでした。

また、輝度を約120cd/m2に調整したときの消費電力は約16Wでした。比較的、低い消費電力だと思います。


消費電力

ECO機能

本機は、さらにAuto EcoViewという機能を搭載し、本体のセンサーが外光を検知し、明るさに応じて輝度を自動で調整します。これにより、無駄に高い輝度で使うことがなくなり、消費電力を抑えることが可能です。

また、EcoView Optimizerという機能も搭載しています。これは、周囲の明るさと入力信号の白レベルに応じて、輝度を調整します。例えば壁画を単色の白にすると輝度が下がり、黒にすると輝度が上がります。ただし、この機能をオンにすると、かなり輝度が低めに設定されるため、個人的にはオフにしました。


EcoViewメニュー画面

スピーカーのチェック

0.5Wのモノラルスピーカーですので、音が鳴る程度の音質と考えてください。本機は、仕事用に使う方がほとんどだと思いますので、これで十分だと思います。

外観のチェック

EV2335Wの外観のチェックです。


正面画像

 

LEDバックライトを採用していますが、EIZOらしく(?)重厚なモニター部です。


背面画像

 

高さ調整できる点は非常に魅力です。私のように座高の高い人間は、高さ調節できない液晶ディスプレイだと、猫背になりやすく肩や首が凝ります。本機は各人に合った高さを調整できるので、仕事で長時間使う場合でも、体や目への負担が減ります。


昇降およびチルト

 

スウィーベルも可能で、左右それぞれ、172°も回転します。ほぼ360°くるっと回転できることになります。隣の人や向かい側に座っている人に、画面を見せるときに便利です。


スウィーベル

 

ピボット(縦回転)機能も搭載しています。縦長にした本機を並べて、デュアルやトリプルディスプレイにして作業をすることが可能です。


ピボット(縦回転)

入出力端子は、DVI-D、 D-sub、 DisplayPortの3つです。HDMIポートは搭載していないのでご注意ください。


入出力端子

 

スタンドの背面で、ケーブルをまとめられるようになっています。


ケーブルをまとめられる

まとめ

以上が、ナナオ EIZO FlexScan EV2335Wのレビューでした。

広い視野角で、ギラツキも少ない上に、高さ調節も可能で、目や肩、首に非常に負担の少ない液晶ディスプレイです。会社や自宅で、仕事メインで使うには非常に良い製品だと思います。

ただし、カラーマッチングツール(EIZO EasyPIX)に対応していませんので、もしも色調整したいなら、別途「i1シリーズ」などの装置が必要です。

本機は、仕事向けの液晶ディスプレイであるため、HDMIポートを搭載していませんのでご注意ください。ゲームをしたり動画を鑑賞したりするのがメインなら、FORIS FS2332のほうが良いと思います。

個人的にはかなり気に入ったので、仕事用の液晶ディスプレイとして使用しようかと思います。

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